
本郷の家
OEMACHI|2023
Detail
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建築地山形県大江町敷地面積462.65㎡延べ床面積100.48㎡間取り3LDK
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Ua値0.35C値0.36Q値1.25OtherBELS評価☆☆☆☆☆ / 耐震等級 3 メディア掲載:やまがの家 山形 2024 優遇制度:こどもエコすまい支援事業
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際立つ佇まいの中に、暮らしやすさを宿して
壁面にくりぬかれたようなアプローチ。その上に乗せられた台形の屋根……小さな美術館を思わせる佇まいを持つこの家のテーマは「敷地を活かして、個性豊かな佇まいをデザインすること」でした。
道路側に面した外観の右側には建物や道がない原野が広がる敷地。この特徴的な環境を活かすべく、右側=原野側は開放的な大開口を設け、1棟で2つの顔を持つ家をご提案しています。
もうひとつポイントは、玄関から敢えて長い廊下を設けたこと。写真では伝わりにくい部分ですが、北側玄関からトンネルのような狭くて暗い廊下をくぐり抜けると、南側LDKの圧倒的な開放感に出会えるという、この敷地、この家ならでは「ギャップ」が楽しめる仕掛けが施されています。

道路側の壁面の向こう側には、人の目がない環境を活かした大開口のLDKを配置しました。
玄関を入ると、トンネルのような細い廊下が。一歩一歩視界が開けていき……
トンネルを抜けると大開口に面したLDKが出現。より大きな開放感を感じさせる動線をデザインしています。

廊下の反対側から見たLDK。明るくて心地いい空間が広がります。

LDKからの開放的な眺めもこの敷地を活かしたからこそのもの。

大きな鏡や使い勝手のいい収納を備えた洗面。外観や動線だけでなく、こうした設備にも細やかな気配りは忘れません。




