Nishio Column

もっと、ずっと、暮らしに笑顔を

Vol.18


安らぎのマイホーム!
木のぬくもりに心地よく包まれるインテリア

 

マイホームに安らぎを求める方は多いのではないでしょうか。近年は、無機質でインダストリアルな素材もおしゃれで人気が高いもの。しかし、心が落ち着く空間で1日の疲れを癒やし、家族の会話を楽しみ、週末には友人を招いてホームパーティー……という生活を楽しむなら、断然「木」がおすすめです。今回は、自然由来のぬくもりに心地よく包まれる「木のインテリア」を活用した空間をご紹介します。

1.インテリアにバランスよく木を取り入れる

インテリアの中でも床と天井は思いの外、広い面積を占めています。床をどんな明るさの板張りにするのかによって、空間の印象も大きく変わります。こちらの事例では、空間の切り替えに木の柱を使い視線を区切ることで、空間にアクセントをつけています。

 

2.インテリアに自然光も取り入れた爽やかな空間

こちらは、明るい色調の木材でインテリアが統一されたダイニングキッチンです。ホワイトがかった木材が白い壁にマッチして、温かみに加えて清潔感も感じられる爽やかな空間になっています。すぐ横の中庭がのぞめる大きな窓からは自然光も取り入れられるようになっています。ナチュラル素材の木製インテリアと明るい自然光が調和して、心身ともに健やかになれそうです。

3.木のぬくもりを味わうモダンダイニング

床と天井、インテリアも木のインテリアを合わせ、全体の木のバランスが多くまるで木に包まれているかのようなこちらのダイニングスペース。木の質感、色味などを落ち着いたものを使うことで、木の温もりを感じながらもモダンな空間に仕上がっています。家族と過ごす日々の食事だけでなく、友人との集まりでも、ハイセンスながらもホッとする空間となりそうです。

 

4.異なる素材の組み合わせで空間のリズムを楽しむ

インテリアの基本は統一感。しかし、複数の素材を組み合わせることで空間にリズムをつくることもできます。こちらは、床や天井、壁それぞれに特徴ある素材を使い分けながら視覚的にも楽しめる空間になっています。ラフな雰囲気のある床材も貼り方を斜めとすることで、素材感は生かしつつモダンな雰囲気となっています。インテリアや天井はすっきりとした印象の木材を合わせることで、全体のバランスを調整しています。

木のインテリアのさまざまな取り入れ方や楽しみ方をご紹介しました。木は見た目のデザイン性だけでなく、自然由来ならではの機能性も兼ね備えた優秀な素材です。さらに、時間とともに色合いや風味に深みが増す経年変化を楽しめる素材でもあるため、家族の暮らしとともに育てるのも木のインテリアの醍醐味の1つ。暮らしを彩るインテリアに木のぬくもりと安らぎを取り入れてみませんか。

 

Vol.18

安らぎのマイホーム!
木のぬくもりに心地よく包まれるインテリア


一級建築士西尾 猛裕

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