Nishio Column

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Vol.14


暮らしが豊かになるバルコニーのデザイン

 

バルコニーのある家に憧れたことはありませんか。バルコニーがあれば家での過ごし方にバリエーションが増え、暮らしがさらに豊かになります。一般的に、2階以上で室外に張り出した屋根のない手すり付きのスペースをバルコニーと呼びますが、建物の内側に引っ込み屋根が付いているインナーバルコニーなど様々なデザインがあります。今回は、家族の暮らしを彩るバルコニーのデザインをご紹介します。

 

1.リビングとつながる開放的なバルコニー

リビングに隣接してデザインされたバルコニー。窓ガラスで空間を仕切るため視界が遮られず、開放感を味わえます。窓をあければバルコニーもリビングの一部のように使うことができ、リビングスペースが拡張されるのもポイントです。

バルコニーにデッキチェアをおけば、第2のリビングのように過ごせるでしょう。心地よい風を感じながらゆったりリフレッシュできる素敵な空間になります。リビングからすぐ目が届くので、屋内で家事をしながらバルコニーで小さなお子さんを遊ばせるのにも安心ですね。

 

2.スタイリッシュな外観にマッチしたバルコニー

シンプルでモダンな外観とよくマッチしたおしゃれなバルコニー。直線的なデザインが印象的な外観にあわせてインナーバルコニーを採用し、外観をすっきりとまとめています。主張が強くない華奢なデザインのフェンスを設置しているのもスタイリッシュに見せているポイントです。

絶妙な高さにフェンスが調整されているため視界が広がり、奥行きはなくとも開放感あふれるバルコニーになっています。外観はスタイリッシュにまとめ、屋根の内側部分に木材を使用して無機質になりすぎない居心地の良さを演出しているのも、さりげなくおしゃれです。太陽の光をたっぷり浴びることができるので、洗濯物を干すなど実用の面でも活躍するでしょう。

 

3.隠れ家のように居心地の良い1階のインナーバルコニー

ぐるりと囲われたプライベート感のあるインナーバルコニー。あえて、視界を遮るように囲うことでプライバシーにも配慮されています。住宅が密集している地域でも周りを気にすることなく思いっきりバルコニーでくつろげますね。隠れ家のようなおこもり感が心地よい、特別な空間になっています。

ウッドデッキでフラットに屋内とつながっているため、屋外でありながら家の中のような過ごし方ができるでしょう。フレッシュな空気を吸いながらヨガを楽しんだり、DIYなどの趣味を楽しんだり、思い思いに活用できそうです。

 

デザインによって多彩な楽しみ方ができるバルコニー。おうち時間が増えたいま、マイホームにバルコニーを取り入れて、さらに豊かな暮らしを楽しみませんか。家族の暮らしにぴったりのデザインで憧れのバルコニーを堪能してください。

Vol.14

暮らしが豊かになるバルコニーのデザイン


一級建築士西尾 猛裕

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